研究のタイプ: 医学/生物学の研究 (experimental study)

[低周波電磁界による精巣変性の評価] med./bio.

Evaluation of testicular degeneration induced by low-frequency electromagnetic fields

掲載誌: J Appl Toxicol 2012; 32 (3): 210-218

この研究は、ラットを用いた実験で、異なる成熟期間を通した超低周波磁界(60 Hz、1 mT)ばく露ラット精子形成に及ぼす影響を調べた。Wistarラットは、30分間の磁界ばく露を1日3回で、妊娠13日目から生後21日目または90日目まで継続して受けた。その結果、血漿テストステロン濃度はEMFばく露によって変化しなかった;精巣組織病理学的および組織形態計測的分析では、EMFばく露を受けたラットのサブセットで精巣変性が見られた;変性プロセスの進行の程度は、影響が見られた個体間で異なり、EMFに対する個人の感受性の違いが示された;透過型電子顕微鏡で観察された主な変化は、組織とクリステを喪失した、非常に電子密度の高いミトコンドリアであった、と報告している。

研究目的(著者による)

成熟期の異なる時期におけるラット精子形成に対する電磁界(60Hz、1mT)の影響を調べること。

詳細情報

妊娠ラット6匹を対照群、12匹を妊娠13日目から電磁界ばく露群とした。出産後、一腹あたり雄の仔ラット2匹を以下のグループに用いた:1) ラット妊娠13日目から生後90日目の成獣期までばく露(n=12)、2) ラット妊娠13日目から生後21日目の性成熟期前後までばく露(n=12;ばく露からの回復の可能性を検証するため、このラットは生後90日目まで電磁界のない環境に残した)、3) 偽ばく露群(90日間;n=12)、4) 陰性対照群(n=6;処理なし)。

影響評価項目

ばく露

ばく露 パラメータ
ばく露1: 60 Hz
ばく露時間: three daily applications of 30 min from day 13 of gestation to postnatal day 21 or 90

General information

Two newborn male rats from each female were taken to form the following four groups: i) exposure from day 13 of gestation to postnatal day 90 ii) exposure from day 13 of gestation to postnatal day 21 iii) sham exposure from day 13 of gestation to postnatal day 90 iv) control (no handling)

ばく露1

主たる特性
周波数 60 Hz
タイプ
  • magnetic field
波形
  • sinusoidal
ばく露時間 three daily applications of 30 min from day 13 of gestation to postnatal day 21 or 90
ばく露装置
ばく露の発生源/構造
ばく露装置の詳細 series of Helmholtz coils connected parallel; animals placed centrally in the coil system in a cylindrical polyvenylchloride compartment with ventilation openings; field uniform in the exposure area
Sham exposure A sham exposure was conducted.
パラメータ
測定量 種別 Method Mass 備考
磁束密度 1 mT - 測定値 - -

ばく露を受けた生物:

方法 影響評価項目/測定パラメータ/方法

研究対象とした生物試料:
研究対象とした臓器系:
調査の時期:
  • ばく露後

研究の主なアウトカム(著者による)

血漿テストステロン濃度は電磁界ばく露によって変化しなかった。
但し、精巣組織病理学的及び組織形態学的分析では、ばく露群のサブセットに精巣変性が見られた。変性プロセスの程度は個々のラットで異なり、電磁界に対する個々の感受性の違いを示していた。透過電子顕微鏡で観察された主な変化は、組織とクリステを失った電子密度が高いミトコンドリアであった。このデータは、精巣変性は、生後21日目までばく露し、90日目に分析したラットと比較して、生後90日目までばく露したラットでより強いことを示した。

60Hz、1mT電磁界ばく露精子形成を攪乱することができ、低受胎または不妊を生じるかも知れない。

研究の種別:

研究助成

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