[電気従業員の磁界ばく露] tech./dosim.

Magnetic field exposure among utility workers

掲載誌: Bioelectromagnetics 1995; 16 (4): 216-226

<目的>電気事業従事者の磁界曝露実態を実測により、分析評価する。 <方法>米国、カナダ、アイルランド、ニュージーランドの4カ国の59社のボランティアーにより、電力会社の13の職種について実態調査を行った。実測にはEMDEXメータを使用し、10秒間隔のデータ取り込みで約50,000時間の記録を得た。 <結果>一般的に発電、送電、配電に関連した電気事業特有の職種における磁界曝露は、他の一般職種に比べて高い値を示した。最も高い曝露を示す職種は、変電所運転員(仕事日の平均磁界曝露中央値:0.7μT)および電気技師(エレクトリシアン)(同じく:0.5μT)であった。時間積分曝露量の推定によれば、電気事業特有の職種ではトータル曝露の半分以上を仕事従事中に受けることが示された(従事時間比率以上の曝露となる)。今回計測評価した全被験者の非従事日(休日)での平均曝露は0.09μT程度であった。

ばく露

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