この研究は、静電界と電力周波電界による免疫機能への影響を比較するため、ICRマウスを35 kV/mの0 Hzまたは50 Hz電界にばく露した。7、14、21日間のばく露後、末梢血中の白血球細胞、赤血球細胞及びヘモグロビンの複数の指標をそれぞれ調べた。その結果、静磁界への7、14、21日間ばく露群と対照群との間に有意差は認められなかった。50 Hz電界への7、14、21日間のばく露後、白血球細胞の数が有意に減少した。同時に、赤血球細胞の数は7日間のばく露後に有意に減少し、14及21日間のばく露後に生体の補償応答を通じて正常レベルに戻った。ヘモグロビンの濃度は21日間のばく露後にだけ有意に減少した。これらの結果に基づき、35 kV/mの静磁界ばく露はマウスの免疫機能に影響しないが、35 kV/mの電力周波電界ばく露は免疫機能の低下を生じ得る、と著者らは結論付けている。また、静電界と電力周波電界の免疫機能への影響の違いは、おそらくこれらの電界にばく露された生体内での分子分極及びイオン移動の程度の違いによるものであろう、としている。
周波数 |
|
---|---|
タイプ |
|
測定量 | 値 | 種別 | Method | Mass | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
電界強度 | 35 kV/m | - | 測定値 | - | - |
周波数 | 50 Hz |
---|---|
タイプ |
|
ばく露の発生源/構造 |
|
---|
測定量 | 値 | 種別 | Method | Mass | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
電界強度 | 35 kV/m | - | 測定値 | - | - |
このウェブサイトはクッキー(Cookies)を使って、最善のブラウジングエクスペリエンスを提供しています。あなたがこのウェブサイトを継続して使用することで、私たちがクッキーを使用することを許可することになります。