研究のタイプ: 医学/生物学の研究 (experimental study)

[マウスの末梢血白血球割合およびリンパ系器官の組織学に対する超低周波電磁界の影響の測定] med./bio.

Determination of the effects of extremely low frequency electromagnetic fields on the percentages of peripheral blood leukocytes and histology of lymphoid organs of the mouse.

掲載誌: Saudi Med J 2008; 29 (1): 36-41

この研究は、非常に弱い、超低周波(50 Hz)の磁界(ELF-EMFばく露が、ラット脾臓の相対重量、リンパ様臓器の組織学、末梢血白血球、α-ナフチル酢酸エステラーゼ陽性(ANAE陽性)リンパ球割合に与える影響を調べた。合計120匹のスイスアルビノマウスを6群(各群20匹)、対照群と5つのばく露群に分けた。ばく露群はそれぞれ、磁束密度1、2、3、4、5 μT(rms)の50 Hz磁界ばく露を40日間受けた。その結果、ばく露群では、体重(BW)が磁束密度とともに徐々に増加し、4 μTばく露群でピークに達し、5 μTばく露群ではそれよりわずかに減少した;脾臓の相対重量(BWに対する%)は影響を受けなかった;ばく露は、リンパ球単球、ANAE陽性リンパ球比率に有意な変化を引き起こさなかったが、好中球および好塩基球の割合は非線形的に変化した;ばく露群において、リン器官組織学の変化は観察されなかった、と報告している。

研究目的(著者による)

マウスの脾臓の相対重量、リン器官組織学、末梢血白血球及びアルファナフチルアセテートエステラーゼ陽性のリンパ球(Tリンパ球マーカーとして)のパーセンテージに対する、非常に弱い超低周波(50Hz)電磁界の影響を判定すること。

詳細情報

合計120匹のマウス(雌雄各60匹)を6群(各20匹)に分け、実験群を1、2、3、4及び5µTの磁束密度で40日間ばく露した。

影響評価項目

ばく露

ばく露 パラメータ
ばく露1: 50 Hz
ばく露時間: continuous for 40 days

ばく露1

主たる特性
周波数 50 Hz
タイプ
  • magnetic field
ばく露時間 continuous for 40 days
ばく露装置
ばく露の発生源/構造
ばく露装置の詳細 six solenoids, each with a plastic core of 32 cm diameter and 300 turns of copper wire, cylindrical plastic cage with a diameter of 30 cm placed in the center of each solenoid
Sham exposure A sham exposure was conducted.
パラメータ
測定量 種別 Method Mass 備考
磁束密度 1 µT minimum 計算値 - 1, 2, 3, 4, 5 µT
磁束密度 5 µT maximum 計算値 - -

Reference articles

  • Mevissen M et al. (1996): [DMBA処理した雌ラットの50 Hz、50μT磁界ばく露:乳腺腫瘍の成長、メラトニンレベル、Tリンパ球活性への影響]

ばく露を受けた生物:

方法 影響評価項目/測定パラメータ/方法

研究対象とした生物試料:
研究対象とした臓器系:
調査の時期:
  • ばく露後

研究の主なアウトカム(著者による)

磁束密度が1-5µTで40日間の超低周波電磁界ばく露は、脾臓の相対重量、リン器官組織学白血球及びアルファナフチルアセテートエステラーゼ陽性リンパ球のパーセンテージに影響を生じなかった。

ばく露群では、より高い磁界強度で体重は徐々に増加し、4µTでピークレベルに達し、その後僅かに減少した。

研究の種別:

研究助成

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