[回答:『高圧電力線の近くでの小児白血病‐Geocap研究、2002-2007』に対するコメント‐近接度は磁界ばく露の代用尺度として適切か?] comment

Reply: comment on 'Childhood leukaemia close to high-voltage power lines--the Geocap study, 2002-2007' - is proximity an appropriate MF exposure surrogate?

掲載誌: Br J Cancer 2013; 109 (5): 1383-1384

この回答は、Sermage-Faureらの論文「高圧電力線の近くでの小児白血病‐Geocap研究、2002-2007」(Br J Cancer 108: 1899-1906: 2013)に対するBonnet-Belfaisらのコメントに回答したもので、この回答者は原論文の共著者のひとりである。「我々の論文は、ALとHVOL線への接近度との関連を検討したのであり、磁界へのばく露との関連を検討したのではない。研究方法、結果、結論はすべてこの目的に沿ってなされている。ただし、確かにHVOL線への距離を磁界ばく露の代替指標として利用してはいないが、より高めの低周波磁界へのばく露頻度が平均的に高い小児のサブ集団のマーカーとしては利用できると考えている」と述べている。Bonnet-Belfaisらは、写真情報(ストリートビュー)を利用した距離推定の精度の高さを指摘したが、著者による両者の比較検討結果を誤解しているとして、理由を説明している。また、Bonnet-Belfaisらは、個人ばく露計による測定を公衆衛生とって重要な唯一指標と述べたが、「個人ばく露計の情報には様々な問題が含まれることを承知している。これらの点を考慮して、事例モデルに基づいた磁界ばく露評価を今後の研究に含める予定である」と述べている。

ばく露

コメントがつけられた論文