[電磁界（UHF）は膜イオンチャネルの電圧感受性を高める；生きた細胞に対する携帯電話の影響示唆の可能性] med./bio.

Electromagnetic fields (UHF) increase voltage sensitivity of membrane ion channels; possible indication of cell phone effect on living cells

著者: Ketabi N, Mobasheri H, Faraji-Dana R
掲載誌: Electromagn Biol Med 2015; 34 (1): 1-13
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この研究は、ナノポア形成タンパクであるポリンOmpFのチャネル活動に対する超高周波（UHF）電磁界（EMF）の影響を調べた。910-990MHz電磁界ばく露下で、人工的な脂質2重膜内に作成したポリンOmpFのポアチャネルの電気的活動を電圧固定法により測定し、電磁界ばく露がない場合の測定結果と比較した。平行平板導波路（間隔5.5cm）内に試料を置き、一様な電磁界をばく露した（ばく露時間75-95秒；電界強度は約250V/m）。その結果、チャネル活動へのEMFの影響には周波数依存性があり、最も大きな影響は930MHzで見られた；EMFばく露無しの場合に比べ、EMFばく露下では、チャネルのゲーティング周波数および電圧感受性が上昇したが、チャネルのコンダクタンス、膜のキャパシタンスおよび透過性は変化しなかった、と報告している。

ばく露