[極めて低強度のマイクロ波へのRAW264.7細胞の応答におけるNF-κB、SAPK/JNK、TLR4の信号伝達経路の役割] med./bio.

The role of the NF-kappaB, SAPK/JNK, and TLR4 signalling pathways in the responses of RAW 264.7 cells to extremely low-intensity microwaves

掲載誌: Int J Radiat Biol 2015; 91 (4): 321-328

この研究は、極めて低強度のマイクロ波MWばく露に対するマウス由来のマクロファージ細胞株(RAW264.7)の応答における核内因子(NF-κB)、ストレス活性化タンパク質キナーゼ/c-Jun N末端キナーゼSAPK/JNK)、toll様受容体(TLR4)の信号伝達経路の役割を調べた。NF-κB、SAPK/JNK、TLR4の経路それぞれにおける阻害剤を用いてばく露実験を行い、ばく露後のサイトカイン産生、タンパク質発現などを測定した。結果として、低強度のMWはマクロファージの活動を促進させ、それには特にNF-κB経路の関与が大きいと推定されると報告している。

ばく露