[無線周波パルスばく露は大菱形骨中手骨関節の変形性関節症における慢性疼痛を軽減する:低侵襲的治療アプローチ] med. app.

Pulse-dose radiofrequency can reduce chronic pain in trapezio-metacarpal osteoarthritis: A mini-invasive therapeutic approach

掲載誌: Int J Rheum Dis 2017; 20 (3): 309-316

この研究は、無線周波パルスばく露(PDRF:振幅45V、パルス持続時間20ミリ秒、パルス間隔480ミリ秒、パルス数1200発)による治療の大菱形骨中手骨関節の変形性関節症(OA)における慢性疼痛を軽減に対する有効性を75人の患者で調べた。1回目のPDRF処置から1、3、6ヶ月後に外来にてフォローアップ検査、さらに7-9ヶ月後の間に2回目のPDRF処置を行い、その時点から新たな1、3、6、9ヶ月後のフォローアップを行った。その結果、1回目のPDRF処置では、自覚的痛み評価スコア(VAS)平均値が処置前に比べ、処置後3ヶ月で最も大きく低下し、同4ヶ月で再び上昇し始め、同6ヶ月で処置前と同程度まで戻った;2回目の PDRF処置では、VASは1回目と同様に処置後3ヶ月で最も大きく低下したが、同9ヶ月で処置前と同程度まで戻った、と報告している。

ばく露