[ラット骨髄間葉系幹細胞の指向性遊走に対する直流電界の強度および印加時間の影響] med./bio.

Influence of the intensity and loading time of direct current electric field on the directional migration of rat bone marrow mesenchymal stem cells

掲載誌: Front Med 2016; 10 (3): 286-296

この研究は、次の3点を調べた:(1) 直流電界(DCEF)ばく露時のラット骨髄間葉幹細胞(rBMSC)の遊走の方向性;(2) DCEFの最適な強度およびばく露時間;(3) rBMSCのSDF-1/CXCR4軸がDCEFによる遊走を調節する役割を持つ可能性。結果として、rBMSCはDCEFの正極方向へ遊走した;電界強度200mV/mm、4時間のばく露が遊走増強に最適であった;この条件で、骨形成遺伝子(ALP、OCNなど)の発現が増加し、ALPおよびRunx2タンパク質発現が増加した;CXCR4を阻害すると、DCEFによる遊走は部分的に抑制された、と報告している。

ばく露