[SDラットの大脳および小脳での2周波組み合わせ信号による細胞ストレスおよびカスパーゼ3の証拠] med./bio.

Evidence of cellular stress and caspase-3 resulting from a combined two-frequency signal in the cerebrum and cerebellum of Sprague-Dawley rats

掲載誌: Oncotarget 2016; 7 (40): 64674-

この研究は、SDラット(n=40)を3つのばく露群(GTEM内で900MHz、2450MHzの単独および組み合わせばく露)と無ばく露対照群に分け、ばく露後に大脳および小脳組織標本を検査した。3通りの周波数それぞれについて、SARが2通り(低SAR:出力2W(単一周波数は2W、組み合わせの場合1W+1W)高SAR:出力4W(単一周波数は4W、組み合わせの場合2W+2W))、ばく露時間2通り(1または2時間)で、それぞれの条件につき、ラットの全身、大脳小脳のSARをFDTD法で算出した。その結果、ばく露終了から24時間後に、高SARの場合、単独および組み合わせのどちらにおいても、左右の大脳半球の間でHSP 90および70のレベルに有意差が見られたが、カスパーゼ3には左右差がなかった;小脳では、高SARの単独周波数の場合、HSP 90、70およびカスパーゼ3レベルが対照群に比べ有意に高かった;組み合わせばく露は、吸収エネルギーおよび生物学的影響において加算的ではなかった、と報告している。

ばく露