[疫学研究のための代表的携帯電話機種の数値的実装] tech./dosim.

Numerical Implementation of Representative Mobile Phone Models for Epidemiological Studies

掲載誌: J Electromagn Eng Sci 2016; 16 (2): 87-99

この研究は、携帯電話使用と健康リスクとの関連を調べる症例対照研究のために、ヒトの脳での電磁吸収を推定することを目的に、2002年以降に韓国で市販された現実の携帯電話機種を代表とする数値的携帯電話モデルの実装方法を検討した。市販機種についてのSARコンプライアンス試験レポートを収集し、外形、アンテナ、周波数帯などの要素に基づき分類した。電話機本体の外形寸法は同グループの市販機種の平均寸法とする;最大SAR位置の耳からの距離と方向、最大SARの-3dB範囲内の面積などは市販機を用いたフラットファントムでのSAR分布実測値の平均にフィッティングさせる、などの設計基準を設けて、市販機種のタイプ別グループを代表する数値的電話モデルを実装した。その結果、1機種を除いて、実装された数値モデルは30%以内で設計基準を満たした、と報告している。

ばく露