この研究は、900及び2450 MHzの無線周波（RF）信号への単独または複合的なばく露がRAW 264.7細胞株に影響を生じるかどうかを調べた。細胞培地をGTEMセル内で4、24、48または72時間、単独または複合ばく露した後、細胞増殖をフローサイトメトリで分析、一酸化窒素（NO）産生を比色測定、HSP［熱ショックタンパク質］70及びTNF［腫瘍壊死因子］-αの発現をqPCR［定量的ポリメラーゼ連鎖反応］で判定、食細胞活性を顕微鏡で観察した。その結果、NO産生は対照群と比較して、2450 MHzで48時間ばく露後に増加した。900/2450 MHz複合ばく露群では、48時間ばく露後にHSP70の増加、72時間ばく露後にNO及びTNF-αの有意な増加が見られた。マクロファージの食細胞活性は全てのばく露群でばく露時間と共に低下した、と報告している。
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