研究のタイプ: 医学/生物学の研究

[マウスの受精に対する携帯電話の無線周波電波ばく露の生物学的影響;イン・ビボ及びイン・ビトロ研究] med./bio.

Biological effects of cell-phone radiofrequency waves exposure on fertilization in mice; an in vivo and in vitro study.

掲載誌: Middle East Fertil Soc J 2018; 23 (2): 148-153

この研究は、受精に対する携帯電話無線周波RF)電波ばく露の影響を、NMRIマウス雌雄200匹を用いて調べた。雄マウス100匹を20匹ずつ5群(I:対照群;II、III、IV:スタンバイモードでそれぞれ1、5、10時間/日ばく露;V:アクティブモードで1時間/日ばく露)に割付けた。30日間のばく露後、雌雄各50匹を24時間つがわせ、胚を評価した。残りの雄50匹はイン・ビトロ及びイン・ビボのパラメータの評価のために屠殺した。雌50匹には定量的及び定性的評価のために妊馬血清ゴナドトロピン(PMSG)及びヒト絨毛膜性ゴナドトロピン(HCG)を投与した。その結果、対照群と比較して、ばく露群III、IV及びVでは、二細胞胚の数が有意に減少し(p = .000)、死んだ胚の数が有意に増加した(p = .000)。更に、5時間/日のばく露はグレードAの胚を有意に減少させ(p = .015)、グレードB、C及びDの胚を有意に増加させた(それぞれp = 0.026、0.007、0.006)。加えて、対照群と比較して、グループIV及びVでは、妊娠期間の有意な延長が見られた(それぞれp = .005、p = .009)。但し、これらのグループでは、新生マウスの数が有意に減少した(それぞれp = .001、p = .004)。これらの知見は、携帯電話電波はNMRIマウスの胚発生ならびに新生仔の数及び妊娠期間に影響し得ることを示すものである、と著者らは結論付けている。

ばく露