[中枢神経系リンパ腫と無線周波放射‐非ホジキンリンパ腫についてのスウェーデンのがん登録における症例報告および発生率データ] basics

Central nervous system lymphoma and radiofrequency radiation - A case report and incidence data in the Swedish Cancer Register on non-Hodgkin lymphoma

掲載誌: Med Hypotheses 2020; 144: 110052

このレビュー論文の著者は、初期の動物研究では、無線周波RF放射へのばく露によって非ホジキンリンパ腫NHL)が生じ得るという証拠が示されていること、また、これがGSM変調またはCDMA変調携帯電話のRFにばく露した雌マウスでの悪性リンパ腫発生率の上昇を示した米国の国家毒性プログラム(NTP)研究によって確認されたことに言及した上で、症例報告に基づき、携帯電話使用がヒトでの稀な予後不良の悪性疾患である原発性中枢神経系リンパ腫(PCNSL)のリスク要因の一つかも知れないという仮説を提示している。また、スウェーデンでのNHLの発生率の上昇について、その病因に関連して論じている。

ばく露