[携帯電話から発せられる超低周波磁界] tech./dosim.

Extremely low frequency magnetic fields emitted by cell phones

掲載誌: Front Phys 2023; 11: 1094921

この研究は、第2世代(2G)および第3世代(3G)規格の15台の携帯電話スタンバイ、通話、リスニングモードに生じる、LF1(5-200 Hz)およびLF2(120 Hz-10 kHz)の2つの周波数帯の超低周波(ELF)磁界を、電話の前面および背面で測定した。その結果、最も高い値は、LF1で70.03 μT(RMS)(2G、リスニングモード、前面)、LF2で12.67 μT(RMS)(2G、通話モード、前面)であった。3Gは2Gと比較してELF磁界が一貫して低かった。 身体の様々な部位(頭、胸部、骨盤)でのばく露をシミュレートした結果、頭の中央(中脳)で8.45、7.5、6.09 μT、胸部の中央(心臓)で3.89、3.98、2.83 μT、骨盤の中央(陰嚢)で2.03、1.96、1.56 μTであった(それぞれ10、50、200 Hz)、と著者らは報告している。

ばく露