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380 kV~420 kV 地中ケーブル

分類:
地中および海底ケーブル
説明:

380 kVの地中ケーブルは、近距離のエネルギーおよび情報の伝達用に、主にドイツ、オーストリア、スイスで使用されている。伝達距離が数100kmと長いアメリカ、アフリカまたはアジアでは、380 kV線はアイドル電力が高いため得策ではない。

送電線と同様に、380 kVの仕様はドイツで多くの場合に用いられる公称電圧を表わしている。最大能力では、420kVまでの電圧が用いられる。海外では、公称電圧として420kVが与えられることも多い。

電磁界の種別:
磁界

測定値(文献に拠る)

380 kV
測定されている物理量 測定値 分類上の特徴 特記事項
磁束密度 0.007 µT (最大値, 測定値) ドイツ 距離 400 m、埋設深さ1.5 m、通常運転中 [1]
磁束密度 0.03 µT (最大値, 測定値) ドイツ 距離 200 m、埋設深さ 1.5 m (通常運転中) [1]
磁束密度 0.1 µT (最大値, 測定値) ドイツ 距離 74 m [2]
磁束密度 0.101–0.17 µT (最大値, 測定値) ドイツ 距離 20 m [2]
磁束密度 0.101 µT (最大値, 測定値) ドイツ 測定点:地上1 m ;距離 20 m [2]
磁束密度 0.16 µT (平均値, 測定値) ドイツ 距離 20 m、高さ 1 m [2]
磁束密度 0.184 µT (最大値, 測定値) ドイツ 測定点:地上1 m ;距離 10 m [2]
磁束密度 0.386 µT (最大値, 測定値) ドイツ ケーブル直上の地面からの高さ 0.2 m [2]
磁束密度 0.494 µT (平均値, 測定値) ドイツ 距離 10 m 、高さ 1 m [2]
磁束密度 3.107 µT (平均値, 測定値) ドイツ 送電線下、高さ 1 m [2]
磁束密度 56.32 µT (最大値, 測定値) ドイツ 測定点:地上1m;埋設深さ1.5m、通常運転 [1]
磁束密度 91.33 µT (最大値, 測定値) ドイツ 測定点:地上0.2 m;埋設深さ1.5m、通常運転 [1]
400 kV
測定されている物理量 測定値 分類上の特徴 特記事項
磁束密度 200 µT (測定値) 英国 ケーブル上方の床表面 [3]

参考文献

  1. Hofmann L et al. (2012): [BMU研究:380kV接地線およびHGÜ接地線の生態学的影響 (工学/経済学ワーキンググループ報告書)第4.3巻]
  2. Neitzke HP et al. (2010): [地中線および架空送電線から放出される電界および磁界へのばく露の測定および比較:プロジェクト3608S03011]
  3. Allen SG et al. (1994): [提出されたCEC物理因子指令を考慮した光放射および電界と磁界への職業ばく露のレビュー:NRPB·R265]