電磁過敏症についての femu の体系的レビュー

掲載日: 2019/10/30

femu 及びノルウェー科学技術大学(NTNU)による論文「電磁界を原因と考える本態性環境不耐症(IEI-EMF)を呈する個人における症状の発生についての実験研究における方法論的制限‐体系的レビュー」が、Environmental Health に掲載されました。この体系的レビューは、偽陽性または偽陰性の結果が生じていたかも知れない、IEI-EMFの人々における症状の発生についての実験研究における方法論的制限の評価を目的としています。レビュー対象の28報の研究のうちの多くで、偽の影響を生じたか、または実際の影響を覆い隠したかも知れない方法論的制限が同定されました。全体として、証拠はばく露の影響がないという方向を示していました。実験研究を今後実施する場合、個人のレベルで実施すること、研究デザインにおけるバイアスのリスクを最小限にすることが望ましい、と結論付けています。

この論文は、EMF-PortalPubMed 及び Environmental Health のウェブサイトから入手可能です。