静磁界(≤ 1 mT)の影響についてのfemuの系統的レビュー

掲載日: 2020/06/10

femu が実施した系統的レビュー「ヒトおよび脊椎動物における弱い静磁界(≤ 1 mT)の生物学的影響および健康関連の影響」が、学術誌 PLOS ONE に掲載されました。このレビューは、弱い静磁界によって生物学的機能に生じるかも知れない影響を体系的に分析・評価することと、研究の現状についての最新情報を提供することを目的としたものです。評価対象とするためのクライテリアを満たした11報の研究が、このレビューに含められました。それらの研究は全て動物研究で、クライテリアを満たしたヒト研究はありませんでした。全体として、レビューした文献から入手できた証拠は、弱い静磁界の生物学的影響および健康関連の影響について、結論を導くには不十分でした。我々は、この分野における更なる系統的な研究を奨励します。新たな研究はどのようなものであれ、静磁界がヒトの健康に対してリスクを生じるかどうかを評価するため、ヒトにおける生物学的機能に対する影響に特に対処することが望まれます。

この論文は EMF-PortalPubMed、およびPLOS ONE のウェブサイト から入手可能です。