前回の研究で、50Hz磁界はストレスで活性化されたプロテインキナーゼ(SAPK)とその酵素の活性を高めることを報告した。さらに、磁界ばく露とSAPKの関係ならびにSAPK経路を明確にするために、EKl/MKK4のリン酸化反応に対する50Hz磁界ばく露で調べた。CHL細胞株を50Hz磁界の2つの強度(0.4mT, 0.8mT)で異なる時間ばく露させた。ウェスタンブロット法でリン酸化を確認し、その結果、両方の磁界強度でEKl/MKK4のリン酸化反応を引き起こさなかった。しかし、高浸透圧NaCLでの処置では、SEK1/MKK4のリン酸化を誘発した。50Hz磁界はSEK1/MKK4よりのキナーゼを通してのSAPKを活性化させるかもしれないことが示唆された。
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