中間周波電磁界 (1 kHz–10 MHz)の影響

(2016年4月時点の英文ウェブページの和訳です)

中間周波領域では周波数が上昇するにつれて、電界および磁界は、電界成分と磁界成分が関連し合う電磁界とみなされるようになります。電磁界により生じる可能性のある影響も周波数の上昇とともに変化
します。そのため、中間周波電磁界による影響は刺激作用熱作用の組み合わせから成ります。つまり、誘導電界および誘導電流による刺激作用(cf. の>章)が、周波数の上昇につれてだんだんと熱作用(cf. の章)に入れ替わっていきます。超低周波および無線周波の領域での可能性のある影響に関する研究に比べ、
中間周波電磁界領域での可能性のある影響に関しては既に実施された研究がほとんどありません。最新かつ系統的な研究がないため、適切なリスク評価は実効不可能になっています。したがって、中間周波
電磁界による影響に関する研究には高い優先順位が与えられています(cf. WHO 2005, SCENIHR意見書2009, p. 61-62および SCENIHR意見書2015, p. 220)。