無線周波電磁界の治療への応用

(2016年4月時点の英文ウェブページの和訳です)

無線周波電磁界の直接および間接的作用もまた、医学的処置のプロセスに利用されています(例えば、温熱療法、無線周波手術または焼灼)。温熱療法では、電磁界により局所的温度上昇を生じさせ、それ
が身体の特定部位の組織を加温し、治療効果を得ます。およそ13 MHzから430 MHz までの周波数範囲でのジアテルミーの応用では、20 cm以上の透過深さが達成されます(cf. “figure depth of penetration of radiofrequency fields” の章)。マイクロ波療法は2.45 GHz で実施され、組織の水分含有率に依存して透過深さは数cmになります。マイクロ波療法>では、10 - 50 W/kgの局所SAR値となる数百ワットまでの電力が適用されます。