[無線周波電磁界への職業的ばく露の評価] tech./dosim.

Assessment of occupational exposure to radiofrequency fields and radiation

掲載誌: Radiat Prot Dosimetry 2004; 111 (2): 191-203

この研究は、将来の実施が考えられる無線周波電磁界RF)への職業的ばく露を受けた集団の疫学研究での、ばく露評価用の個人モニタの有用性を検討した。開発したデータロガーは、市販の個人モニタと一緒に使用するもので、就労日の長時間にわたって、時刻表示付きの電界および磁界の強度測定値により個人ばく露を記録可能である。この機器を身に付けた労働者に、さまざまな無線周波電磁界のある現場で、その現場の典型的活動のいくつかを代表する業務を実施させた。その結果、種々のRF環境によって、労働者のばく露には顕著な違いが見られた;疫学研究でのばく露評価指標の候補として、ばく露量をいくつか指標化してみた;電界強度をある指標で表した時、同じ指標で表した磁界強度と十分な相関があった、と報告している。