<目的> 磁界の細胞暴露実験のために広い範囲にわたる強度の磁界が得られる装置の開発と性能評価。 <方法> 強磁性体をコアに用いた1000ターンの巻線を持つソレノイドコイルを設計・製作し、サンプルチャンバー中の磁界分布、誘導電界などの測定を行い、装置の評価を行う。誘導電界の測定には電界プローブを製作し、磁界測定にはベル社製のホルセンサーを用いた。 <結果> 暴露システムは15mmの空隙を持つ強磁性体アームとこれに巻き付けられた巻線によって構成され、この空隙にサンプルチャンバ-を置く。137mAの電流の時、11.5mTの磁界が得られ、1.7Aでは142.2mTの磁界が得られた。また、空隙の外ではもれ磁界は急速に減衰し、中心より40mm離れたところでは10%以下になった。誘導電界の分布は測定値が計算値とよく一致した。
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