[イオン輸送ATPaseの断熱ポンプ機構] tech./dosim.

Adiabatic pumping mechanism for ion motive ATPases

掲載誌: Phys Rev Lett 2003; 91 (11): 118102

この研究は、細胞膜の内外間のイオン輸送に対する外部電界の影響メカニズムを理論的に検討している。イオン輸送のATPaseはアデノシン三リン酸ATP)の加水分解化学的エネルギーを使い、イオンを膜の内外間でポンプする膜タンパク質である。外部電界が、いくつかのタンパク質構造変化を引き起こすことにより、このポンプにエネルギーを供給する方法を記述している。この基礎メカニズムは、最近構築された断熱電子ポンプの理論によく似たものかも知れないと述べている。