[座位のヒトボランティアの220 MHz無線周波(RF)への全身ばく露を踏まえた実験および計算ドシメトリ] tech./dosim.

Empirical and theoretical dosimetry in support of whole body radio frequency (RF) exposure in seated human volunteers at 220 MHz

掲載誌: Bioelectromagnetics 2005; 26 (6): 440-447

この研究は、座位で220MHzに全身ばく露した成人のヒトボランティアの生理学的反応を計測する実験を支援するためのドシメトリを開発した。ばく露は、100MHzまたはそれ以上の一様電磁界を実現するように設計された無響室で行われた。90℃リフレクター付、垂直の波長ダイポールにより、被験者の位置での電磁界を最適化した。ファントムおよび人体の背面に垂直偏波電界を入射させた。ドシメトリに必要な情報として、プローブの定常的ドリフト、電磁界強度の距離特性、ダイポールアンテナから200、225、250cmでの電界および磁界マップ、人体ファントムでのSAR測定値、FDTD法による理論的なSAR予測値を求めた。10cmループアンテナ被験者の右方150cm、上方100cm、後方(アンテナ方向)60cmに設置し、ばく露前およびRFばく露中は5分間隔で測定した。同様に、アンテナの安定性もばく露中、チェックを継続した。結果として、これらのドシメトリ計測により、生理学的反応研究の前提となる正確で一定のばく露が保証された、と報告している。