[パルス磁界への短期ばく露により、紫外線UV-C放射の細胞殺傷影響の向上] med. app.

Enhancement of the cell-killing effect of ultraviolet-C radiation by short-term exposure to a pulsed magnetic field

掲載誌: Int J Radiat Biol 2005; 81 (7): 483-490

【目的】低周波パルス磁界(PMF)ばく露が、UVC照射誘導された細胞殺傷に変化をもたらすかどうかを調べること。【材料と方法】指数的に成長するMCF-7乳がん細胞培養で成長させ、PMF(25 Hz, 0.76mT)とUVC(6.6J/m2~59.4J/m2)に2通りの方法でばく露させた。(a)細胞をPMFに30分ばく露させ、次いで、UVCに異なる量でばく露させた。(b)細胞を30分間PMFにばく露させ、ばく露15分後、PMFと違った量のUVCに同時にばく露させた。72時間の培養後、遺伝毒性で活性度を測定した。【結果】対照と比較して、両ばく露とも13.2J/m2 と19.8J/m2でUVC後、生存率が著しく減少した。PMFとUVCの同時ばく露は26.4J/m2で細胞殺傷に付加的な増加を示した。2回目の実験方法で効果が最大であった。【結論】UVCとPMFの組み合わせは、UVC照射細胞殺傷効果があった。また、その効果はど同時に加えると大きいように思われる。