[変電所による居住内の50 Hz電磁界ばく露の調査] tech./dosim.

ハンガリーでは、10/04kV変電所が高層マンションおよびオフィスビルに設置されている。変電所付近のアパートでは数十μTまでの磁界が測定されている。研究の目的は、変電所より上層に暮らす住民の磁界曝ばく露について組織的な評価を実施することである。電気供給者から入手した41世帯の住所から、21の変圧器の電力負荷および21戸のアパートの磁界を測定した。1mの高さでのスポット磁界測定とベッドの高さで24時間の磁界ばく露時間加重平均を求めた。丸一日の個人磁界ばく露はウエストの高さで測定され、自宅のばく露も計算された。ベッドでのばく露はベッドの高さで測定された。対象者は普段通りの活動を継続した。24時間の磁界ばく露加重平均（3.13μT）は普通の住民のばく露（<0.2μT）を上回った。変圧器より上層の自宅とベッドの個人ばく露はそれぞれ0.825と1.033μTだった。本研究はさらに広いばく露範囲でのコーホートばく露評価を行い、送電線の疫学研究と比較しながら。