研究のタイプ: サーベイ (治療に関する研究)

[RFの防護のための制限値に対するRFハイパサーミアの影響] review

Implications Of Clinical Rf Hyperthermia On Protection Limits In The RF Range.

掲載誌: Health Phys 2007; 92 (6): 565-573

【背景】体温は37℃~37.5℃に細かく調節されている。臓器(皮膚消化器系筋肉)は、熱調節、身体活動、消化のため、かなり大きな血流調節能力を持つ。全身温度(37.5℃)の調節が極めて厳密な一方、局所加熱における耐性と調節能力は大きく変動する。【目的】実験的に、加熱量と細胞毒性の間の関係を調べること。【結果】短期ばく露(数分の範囲)に対する組織損傷は、50℃以上で起こり得るのみである。無線周波放射線はがん治療に利用され、30分~60分間、局所組織温度を40℃~45℃の範囲に保つ。局所的ハイパーサーミア(加熱体積<1L)の実施中、比吸収率(SAR)は100W/kg~200W/kg、有効な血液かん流は20~40mL/100 g/分、腫瘍温度は42℃~43℃が得られた。通常は、正常組織において副作用やダメージは見出されなかった。領域的ハイパーサーミア(加熱体積10L)の実施中、比吸収率30W/kg~40W/kg、腫瘍での計測温度41~42℃が見られ、その時の有効な平均血液かん流は、6~9mL/100 g/分(平均値8mL/100 g/分)であった。さらに高いSARに対してさえ、局所温度はせいぜい高くて40℃~42℃までに調節された。これらの温度に対して、正常組織におけるダメージは、何百人もの患者に対して領域的ハイパーサーミアを行った後に見られていない。【結論】全身あるいは広い身体領域の体温調節能力は心拍出量により制限され、5L/分から10L/分まで少なくとも出量を2倍にすることができる。もっと能力が高いのは、小さい体積における補償能力である。筋肉における血流は、基礎的値2~4mL/100 g/分から5-10倍以上増加させることができる。

影響評価項目

ばく露