この研究は、身体装着型または手持ち型無線装置により生じる人体躯幹部のばく露を解析した。周波数範囲30-5800MHz、アンテナと人体表面との距離10-200mmとしたため、近傍界と遠方界の両方を考慮した。電磁界エネルギーの吸収の面から見てワーストケースとなる条件で解析した。その結果、定在波効果および近傍界の無効分のカップリング増加により、均一な組織での評価に比べ、SARが増加した;さまざまな生体内臓器でのばく露増加、温度上昇が評価された;コンプライアンス試験の観点からは、今回観察されたSAR増加は、均一液体の充填したファントムで測定されるSARの空間ピーク値にある係数を掛けて求められるかも知れない、などを報告している。
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