[微弱低周波パルス電磁界(BEMER型)がヒト間葉幹細胞と軟骨細胞の遺伝子発現に与える効果: インビトロ研究] med./bio.

Effects of Weak, Low-Frequency Pulsed Electromagnetic Fields (BEMER Type) on Gene Expression of Human Mesenchymal Stem Cells and Chondrocytes: An In Vitro Study

掲載誌: Electromagn Biol Med 2007; 26 (3): 179-190

電磁界インビトロ効果は、加えられる電磁界のタイプと関わりがあるようだ。先に、我々はヒト骨芽細胞においてBEMER 型電磁界(BTEMF)が遺伝子の制御に与える効果を紹介した。ここでは、BTEMF がヒト間葉幹細胞軟骨細胞遺伝子発現に及ぼす効果を分析する。骨髄から生まれる第一次間葉幹細胞と、軟骨細胞株 C2812 とが12時間おき各8分間、5回にわたりBTEMFで刺激された。この処理を受けた細胞と、受けない対照細胞それぞれのRNAがアフィメトリクス・チップ HG-U133A を使って、遺伝子発現を解析した。双方の細胞タイプから得られる、わずかな数の制御された遺伝子産物が、主として、細胞代謝細胞マトリックス構造に影響を与える。ガンに関連した遺伝子発現が増えることはなかった。選択された転写をRT-PCR 分析することで、部分的には、配列データが確証された。以上の結果から、ヒト間葉幹細胞軟骨細胞におけるBTEMFは、BTEMF刺激による治療的効果の理解への最初の暗示を提供してくれる。

ばく露