[解剖学的にリアルな妊婦全身モデルと10 MHz-2 GHzの平面波電磁界への妊婦のばく露における比吸収率] tech./dosim.

An anatomically realistic whole-body pregnant-woman model and specific absorption rates for pregnant-woman exposure to electromagnetic plane waves from 10 MHz to 2 GHz

掲載誌: Phys Med Biol 2007; 52 (22): 6731-6745

妊婦の数値計算ドシメトリは電磁場の安全性における重要な課題である。しかし、電磁界ドシメトリ用の解剖学的にリアルな全身妊婦モデルは開発されていない。それ故、我々は、妊婦の高分解能全身モデルを開発した。妊婦固有の組織を含めた胎児モデルが、妊娠26週目の妊婦の腹部核磁気共鳴画像データに基づき、新しく構築された。全身妊婦モデルは、胎児モデルと以前に開発した非妊婦モデルとの組合せによって開発された。開発されたモデルは、2mmサイズの立体ボクセル約700万個から成っていて、56個の組織器官に分割される。この妊婦モデルは、最初の完全な解剖学的リアルなボクセルモデルであり、リアルな胎児モデルを含んでおり、ギガヘルツ帯域に至るまでの電磁界ドシメトリの数値シミュレーションを可能にする。この論文において、10MHzから2GHzの電磁波の垂直偏波および水平偏波にばく露した妊婦モデルの比吸収率の基本的特性も提示する。

ばく露