[900 MHzのRF-EMFへのヒトの体内皮膚のばく露の場合の設備と線量測定] tech./dosim.

Setup and dosimetry for exposure of human skin in vivo to RF-EMF at 900 MHz

掲載誌: Bioelectromagnetics 2008; 29 (3): 207-212

この研究の目的は、GSM900放射線を10人の女性被験者ばく露する際に使用した実験装置の線量測定分析であった。ばく露被験者の右前腕の小領域に1時間照射されることによって実行され、その後、ばく露された皮膚からタンパク質分析のために生体検査が行われた。照射源は、コンピューター制御されたGSM電話から送られた半波長ダイポールだった。皮膚生検において生じた比吸収率(SAR)は、コンピューターシミュレーションによって評価された。腕の数値モデルは、薄皮(1mm)と脂肪層(3mm)で覆われた筋肉組織シミュレーションシリンダーから構成されている。シミュレーションモデルは、均一シリンダー液体ファントムでの計測によって正当性が立証された。生体検査における平均SAR値は1.3W/kgで、推定された不確実性は±20%(K=2)だった。誤差の主源は、双極子から前腕までの距離(10±1mm)における変動であることが検出された。不確実性の他の重要な源は、脂肪層と腕の厚さの個体変異、および、無線周波数(RF)出力計測の不確実性である。

ばく露