[60 Hz電流が流れているワイア近くの伝導性媒質に磁気的に誘導された電界の測定] tech./dosim.

Measurement of magnetically induced electric fields in conductive media near a 60 Hz current-carrying wire

掲載誌: Bioelectromagnetics 1992; 13 (3): 209-221

電流が流れているワイヤで発生させた磁界によって導体内の誘導電界を、不均一磁界ばく露の重要性を理論的、実験的に明らかにするために調べた。60Hz磁界は0.5-m2面積内の100Aが流れている線の半径に逆比例することを実験で示し、5cm深さに食塩で満たしたモデルに誘導される電界の測定するために、小型の電界プローブを使用した。理論的には、電界の数値予測をスプレッドシート法で行ない、理論値と測定値のよい一致を得た。垂直に入射している磁界に対して水得な面で電界誘導される。誘導電界の最大は、線に最も近い部分であった。誘導電界の大きさは、モデルのサイズによって増加し;10x10cmのモデルでは96μV/cm、40x40cmでは、176μV/mであった。 20 x 20cmモデルで誘導された電界強度は、モデルと線との空間が広がると共に小さくなった。:1cm間隔(磁界の最大は2mT)では132μV/cm、6cm間隔(磁界の最大は0.33mT)ではで50μV/cmになった。入射磁界の不均一性で局所の磁界の値が増加すると、誘導電界の増加は僅かであることが分かった。このような結果は、電気毛布のように、強い局所磁界に伴って生じる均一性が低い磁界などで、ドジメトリーからの考察が重要であることを示唆している。

ばく露