[成長期マウスの尾を宙づりにすることにより発症する骨減少症に対するパルス電磁界局所ばく露の効果] tech./dosim.

Effect of localized pulsed electromagnetic fields on tail-suspension osteopeniain growing mice

掲載誌: Bioelectromagnetics 1991; 12 (2): 101-116

<目的> 骨の正常な発育のためには,正常の体重負荷が必須である.尾をつり上げることにより,後肢への体重負荷をなくしたマウスに発症する骨減少症に及ぼすパルス電磁界の効果を検討する. <方法> 35周令のHSマウス48匹を3群に分けた.正常に飼育するコントロール,尾をつり上げて骨減少症を発症させるS群及びそれに電磁界をかけるSF群.2週間パルス電磁界を12時間/日及び24時間/日,側方からと軸方向曝露を行った(表1,図1).ステイフネス,強さ,Ductility,重量などを比較した(図3). <結果及び結論> 表2,3に示すように,パルス電磁界をかけた群で骨減少症はより少なかった.24時間連続曝露群で効果はより顕著であった.その機序は今後の研究に役立つ.

ばく露