[欧州人と日本人のボクセルファントムにおける全身平均SARの相互比較] tech./dosim.

Intercomparison of whole-body averaged SAR in European and Japanese voxel phantoms.

掲載誌: Phys Med Biol 2008; 53 (20): 5883-5897

【目的】英国HPA作成の男女のファントムモデルNORMANとNAOMI、日本NICT作成の男女のファントムモデルTAROとHANAKOを相互比較すること。【方法】4体のファントムにおける全身平均SARの計算を、HPA、NICT、名古屋工業大学(NIT)においてそれぞれで実施した。入射電磁界電界の向きが身体前面に垂直な平面波、周波数は30 MHzから3 GHzまで、身体は非接地条件で計算した。相互比較のポイント:(1)この周波数範囲での全般的な相違点を調べること。(2)誘電定数の割り当て方法(特に皮膚脂肪)にどのような仮定をおくか(3)高い周波数でのSARの数値計算アルゴリズムの違いによる結果の違い。【結論】3機関での計算結果に大きな違いはなかった。全身平均SARに影響を与える主な要因は誘電定数(特に皮膚脂肪)と1GHz以上でのSARの平均化手法であった。今回の相互比較により、ICNIRPガイドライン参考レベルである外部電磁界の決定における不確かさのレベルについて検討が行えた。

ばく露