[低電圧システムによる内部電流密度に基礎を置いた、市民の磁界ばく露] tech./dosim.

Public magnetic field exposure based on internal current density for electric low voltage systems

掲載誌: Health Phys 2009; 96 (4): 423-431

10から20kV中電圧から400V低電圧へと変圧する屋内変電設備のために、磁界ばく露計測新システムを利用したひとつの測定構想が開発された。新しい計測システムは国際非電離放射線防護委員会が公評しているガイドラインに従う。この計測システムを使うと、磁界値、磁界の総高調波歪み、一般市民及び労働者に対する磁界ばく露率、負荷電流値、負荷電流の総高調波歪みが計測できる。本稿では、いかにして、非正弦曲線磁界ばく露および磁束密度ばく露値が直ちに、人体内部電流密度制限値と比較されうるかを事例説明する。さらに、我々は、磁界及び磁界ばく露が、磁界源近くの屋内変電設備内部やその周辺でどう振舞うかを示す。変電設備構成部品の周りで計測された磁界値が、測定構想を開発するために用いられ、それにより、変電設備内での長期計測が行われたが、それにより、興味深く、部分的には予測もつかなかった、計測値間の相互依存が明らかになった。相互依存についてはさらなる分析が続いている。本稿の原則は、注文の多いばく露計測を、50Hzの基本的磁界要素のような基礎量の測定に置き換えることである。それらは、変電設備の設計容量に対する負荷電流に基づいて見積もることが出来る。

ばく露