研究のタイプ: レビュー (疫学研究)

[電磁界と疫学: 生体電磁学国際学校第4回の講座での概観] review

Electromagnetic fields and epidemiology: an overview inspired by the fourth course at the International School of Bioelectromagnetics.

掲載誌: Bioelectromagnetics 2009; 30 (7): 511-524

生体電磁学国際学校の第4回の講座は、電磁界EMFばく露疫学について様々の側面を提示してくれた。ここでは、その講義および参加者間の対話に触発された私たちが、EMF ばく露および疾病リスクについての現今の知識を要約するが、とりわけ携帯電話使用と脳腫瘍送電線へのばく露小児白血病についての研究について力を入れて紹介する。偏見や思い違いのさまざまの源は、いくつかの領域における率直な結論をはばむので、前へ進むためには、研究の設計とばく露評価における進歩が必要である。ELFとRF界へのばく露の長期効果の可能性を時代遅れにする科学的証拠は用意されているが、既に知られている所の、そういったばく露急性の効果に基づく現行の防護制限を改訂するほど強固なものではない。子どもたちのELFへのばく露や、携帯電話使用中のRFへのばく露を低減するために、予防策が講じられるかもしれないが、心の中ではそれらが本当に予防的な効果を持つのかどうか定かではないのである。携帯電話使用によって大人や子どもが受けるかもしれない健康への影響は、進化したばく露評価が伴う今後の疫学研究によってさらに調べられるべきであるし、脳腫瘍発生率についても監視されなければならない。小児白血病と ELF磁界の関係についての更なる研究は、それらが、頻繁にばく露された集団に焦点を当てたもので、選択の偏りを最小にする努力の払われたものであれば、価値あるものになろう。 結論として、適切な勤勉さをもって実施される疫学研究が、答えを見つける鍵の役割を果たしうるだろう。

影響評価項目

ばく露