[中圧/低圧変電所近辺における磁界測定値の相互比較： 方法論的な立案と結果] tech./dosim.

ISPRA（環境保護研究所）が調整する、環境庁系活動枠組みのなかで、測定同士の比較が計画され実行されたが、その意図は、測定の問題について深く掘り下げ、電力周波数磁界を評価するためであった。これらの測定は、中圧/低圧変電所のそばで行われた。この計画は、ことなる地方機関に所属する幾人かの専門家の貢献を得て展開された。それらの地方のうちの３つにおいて、わけても国際的標準特性を持つ変電所が選ばれ、計測およびデータ解析の段取りが準備された。データ解析の結果は、ことなる試験地で得られた数値間にかなりの一貫性が見られることを示した。しかしながら、測定準備とデータ解析の取り決めの最中か、測定の実行とデータ処理の最中かに、磁界の空間時間的な変動性ゆえの、一連の問題群が浮かび上がった。そもそも、正しい測定法の目的は、ばく露制限値、要注意値、品質目標値との比較にあるが、浮上した問題群は、そのような測定法を決定する上での、特に重要な要素を代表している。