[送電線からの磁界による健康への影響:古くからある難題のための新しい解決への鍵] misc.

Health Effects of Magnetic Fields Generated from Power Lines: New Clues for an old Puzzle

掲載誌: Ann Ist Super Sanita 2009; 45 (3): 233-237

30年前、Nancy WertheimerとEd Leeperは、コロラド、デンバーの住宅内の“電流配置”と小児がんの間の関連性に対する最初のレポートを発表した。2001年、国際がん研究機関は、小児白血病に対する住居ばく露発がん性の“限られた証拠”のために、50-60Hz磁界を“人間に対する発がん性の可能性がある”と定義した。がん、いわゆる神経性障害、流産メラトニン放出のタイミングの僅かの違い、変化した心臓の自律神経調節、およびナチュラルキラー細胞数の変化以外の健康への影響に関して、まだいくつかの未解決問題が残っている。幾人かの著者は、高ばく露レベルを経験した母集団に焦点を絞って、磁界の推定される長期的影響の更なる調査を提案した。この枠組みで、ISSの研究チームは、アプリオリな仮説を公式化できる広範囲の成果を目指す疫学的研究を実施するために相応しい場所を探した。最近発表されたこの研究の結果は、原発性および続発性の悪性腫瘍虚血疾患、および血液病の増加を示した。今後の研究は、集団の最もばく露された領域に取り組み、異なる結果(すべての腫瘍神経変性障害、免疫不全、特殊心臓血管系作用)を考慮し、その後の総合研究ができるように研究プロトコルに従うべきである。予防アプローチは、環境復旧に対する総合分析が最悪ではない状況に配置される場所を作る決定のための枠組みを、提供するだろう。

ばく露