[回答:「デンマーク、フィンランド、ノルウェー、スウェーデンにおける1974-2003年間の脳腫瘍発症率の時間的傾向」へのコレスポンデンスに対して] comment

Author Reply to Comments on: Time trends in brain tumor incidence rates in Denmark, Finland, Norway, and Sweden, 1974-2003

掲載誌: J Natl Cancer Inst 2010; 102 (10): 742-743

この回答は、J Natl Cancer Inst. 101(2009)掲載のDeltourらの短報“Time trends in brain tumor incidence rates in Denmark, Finland, Norway, and Sweden, 1974-2003.”についてのHardellおよびDoreからのコレスポンデンスに対するものである。両者の意見に対して、それぞれ反論しているが、その一部は以下の通り。Hardellが指摘したように、電磁界ばく露からがん診断までの誘導期間は不明であり、長い可能性もあることに著者らも同意しており、したがって「我々の知見は、人口集団内の一部の集団(特に、携帯電話のヘビーユーザ)における神経膠腫および髄膜種のリスク上昇に関する懸念や5-10年以上の誘導期間に関する懸念を軽減するものではない。」と結論したことを再度述べたいとしている。また、Doreが指摘した解剖学的部位毎のデータについては、がん登録でそこまでの詳細データが不十分であり、現時点では対応できなかったと述べている。

ばく露

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