[開閉所及び110 kV変電所での作業中の電界及び磁界への職業ばく露] tech./dosim.

Occupational exposure to electric and magnetic fields while working at switching and transforming stations of 110 kV

掲載誌: Ann Occup Hyg 2011; 55 (5): 526-536

【目的】開閉所及び110kV変電所(場合によっては20kV)における様々な作業時の電界および磁界への職業ばく露を測定し、その値が欧州指令2004/40/ECのアクション値または国際非電離放射線防護委員会ICNIRP)の参考レベル値を超過するか否かを分析すること。【結果】様々な作業時における電界測定(n = 765)と磁界測定(n = 203)を行った。全測定値の平均は3.6 kV/mおよび28.6μTであった。電界強度の最大値は、「作業架台からの回路遮断器操作機器の保守」作業における15.5 kV/mであった。分路リアクトルケーブル(20 kV)に接近して行う特別な作業時において、磁界強度の最大値は710 μT であった。全般としては磁界測定値はICNIRPの参考レベル値を下回った。

ばく露