研究のタイプ: サーベイ (医学/生物学の研究)

[RF電磁界による変調依存性の生物学的影響の可能性に関するレビュー] review

Review of possible modulation-dependent biological effects of radiofrequency fields.

掲載誌: Bioelectromagnetics 2011; 32 (7): 511-534

比較的低強度の変調されたRF電磁界は、良く知られたRFエネルギーによる熱作用とは異なる特異的な生物学的影響を持つという示唆を含んだ研究について、30年以上前の初期の論文公表以来、議論が続けられてきた。このような議論は、無線通信システムからのRF電磁界への人体ばく露の増加によって、近年活発化している。信号に情報を持たせるため、全ての無線通信システムは変調を用いている。1998年に著者が行ったレビューでは、RFエネルギーの変調に特異的な影響の実験的証拠は弱いことが示された。今回は1998年以降に公表された変調RF電磁界生物学的影響研究をレビューした。ただし、変調と非変調連続波)のRF電磁界の影響の比較、または変調方式が異なる電磁界の影響の比較を行っている研究に焦点を当て、1種類の信号のみを用いた研究は含めなかった。最近の研究の大半は変調に特異的な影響を報告していないが、例外として数件の研究は、ヒト中枢神経系に対する振幅変調RF電磁界の特異的な影響があるかもしれないと示唆している。これらの知見は検証が必要である。参考文献数は104件、以下の7つの研究知見一覧表を提示している。・細胞毒性研究:19件(影響なし16件、影響あり3件)・インビトロがん関連の測定項目(細胞毒性以外の):20件(なし17件、あり3件)・インビトロ遺伝子およびタンパク質発現:9件(なし7件、あり1件、不明確1件)・動物での発がん研究:5件(なし5件、あり0件)・動物での神経系への影響研究:6件(なし2件、あり1件、不明確3件)・ヒトでの神経系への影響研究:18件(なし9件、あり6件、不明確3件)・その他の研究(イオンチャネル松果体、体重、血圧、自覚症状など):11件(なし11件、あり0件)

影響評価項目

ばく露

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