研究のタイプ: 疫学研究 (observational study)

[オンタリオ電力従業員の60 Hz電界及び磁界への職業ばく露に伴う白血病] epidem.

Leukemia following occupational exposure to 60-Hz electric and magnetic fields among Ontario electric utility workers.

掲載誌: Am J Epidemiol 1996; 144 (2): 150-160

<目的>電力従業員の職業的な特に電界曝露と白血病の罹病との関連、及びそのときの磁界曝露との相互関係について検討する。<方法>退職者は1970年から、現役は1973年から、1988年まで追跡されたオンタリオハイドロの31,543人の対象者から1,484人のガン症例と、これに対して従業員から選ばれた2,179人の対照群による症例ー対照研究である。電界磁界への曝露および交絡因子への曝露は17種のまとめた職業カテゴリーでの職業ー曝露マトリックスによって推定された。<結果>全白血病リスクについて累積電界曝露(≧345V/m-years)との間に有意な相関OR 4.45 CI 1.0-19.7)が観察された。また急性非リンパ性白血病急性骨髄性白血病慢性リンパ性白血病の場合にもリスクのレベルが高まっていた(表3)。累積磁界曝露との間には有意な関連はなかった(表4)。しかし電界と共に磁界に曝露されている場合は、≧345V/m-yearsで3.2-7μT-yearsの曝露ではOR 11.31(CI 1.52-84.3)、≧7.1μT-yearsの曝露ではOR 11.2(CI 1.30-97.2)であった。(表5)。累積磁界曝露との量的関連はなく、累積電界曝露との量的関連が見られた(表5)。しかし、電界は着衣、姿勢などによっても著しく異なるものであり、またこの研究はカナダーフランス共同研究によって充足されるほどの対象者が必要であり、オンタリオハイドロのみでは症例数が少なく、信頼区間の幅が広すぎるという欠点もあり、この結果は注意して取り扱うべきであると著者は述べている。

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ばく露

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