[近赤外画像で見た脳の血液循環に対するUMTS様電磁界の影響の可能性を評価するためのヒト誘発研究に用いる頭部ばく露システム] tech./dosim.

Head exposure system for a human provocation study to assess the possible influence of UMTS-like electromagnetic fields on cerebral blood circulation using near-infrared imaging.

掲載誌: Bioelectromagnetics 2012; 33 (2): 124-133

【目的】被験者ばく露を効率的で高精度に測定するための、近赤外イメージング(NIRI)センサを備えた頭部ばく露システムを提出すること。【作成したばく露装置の概要】部分的に遮蔽された電波暗室において、被験者は頭部から4cmの距離に置かれたパッチアンテナによりUMTS様電磁界EMF)のばく露を受ける。ばく露システムは非接触に設計されているため、NIRIセンサは簡単に頭部取り付けができる。さらに、脳の様々な部位を選択して、局所ばく露ばく露時のNIRI測定ができる。装置の制御用ソフトウェアにより、予備試験中のテストパラメータの単純な適応、および統制された無作為の交差法かつ二重ブラインド法による誘発研究の実施が可能である。ばく露には、搬送周波数1900MHzの4種類(連続波、3種類のUMTS信号)を選んだ。ばく露量には、擬似、低(10g平均の空間ピーク比吸収率SAR)=0.18W/kg)、高(10g平均の空間ピークSAR=1.8W/kg)の3段階を用いることができる。【SAR評価の結果】評価は測定とシミュレーションによって行ったが、空間ピークSARおよびSAR分布について両者はよく一致していた。10g中の空間ピークSARの変動性の解析は数値シミュレーションによって行った。計算値からの最大の逸脱は- 22% および + 32%であった。【結論】その他のばく露システムと比べ、今回提出したシステムは、SARの有効性を高めることでばく露の不確かさを低下させ、NIRIセンサの容易な取り付けおよび被験者の状態を損なうことを最小にすることを可能にした。

ばく露