研究のタイプ: 疫学研究 (exposure assessment/dosimetric study)

[小児白血病と高圧送電線のウイルス接触関連性研究] tech./dosim.

Viral contacts confound studies of childhood leukemia and high-voltage transmission lines

掲載誌: Cancer Causes Control 1994; 5 (3): 279-283

小児白血病に関する研究では、電力設備と住宅の近接度の関係が報告されている。本論文は、送電システムと住宅との近接度がウィルス接触(これら研究の潜在的交絡因子)のサロゲートとなるという仮説について詳しく述べている。ウィルス接触の増加により、因果関係の推測はまだ確立されていないが、この論文で論ずる仮説は、小児白血病の重要な要因に感染性の病因があるということである。ウィルス接触の増加は、住居の移動、第一子誕生または地域保育施設の利用などに起因することが考えられうる。既存の研究の再検証においては、小児白血病、ウィルス接触のマーカー(例えば、住居移動、出生順序、外部の保育施設の利用)、および高圧送電線と住宅の近接度などの間の相間関係に着目しなければならない。新たな研究は、小児白血病ウイルス関連の感染モデルを直接テストするためのパラメータを含むように設計されねばならない。

ばく露

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