本研究では、2種類の年齢（1年、2年）の種子を用いて、重要な工業用植物である綿に対する2種類の播種前プライミング技術の影響について検討した。プライミングとして、播種前に15分間の磁界処理を行った種子群で発芽率が上昇し、種子に対する促進作用が見られ、実際の農地の条件下では対照の種子と比較して85%高い値が得られ、さらに、磁界で処理した種子は早期の測定値及び根の特性に優れていたと報告している。用いた磁界の主な特性は、パルス振幅12.5mT、パルス幅1×10－６秒、パルスの繰り返し周波数3 Hzと記載されている。(訳注)プライミング：種子の発芽率，苗の初期生育の促進をはかることを目的として，種子に施す各種処理の総称。
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