[レター:Kundi及びDavis他への論文著者らの回答] comment

Authors' reply to Kundi and Davis and colleagues

掲載誌: BMJ 2012; 344: e3088

Kundiのレターに対する回答:レターが指摘した点は対象論文の統計学的方法に関する記述を正しく理解していないものであることを、論文著者はまず述べている。具体的な参照群(ロサンゼルスの60-64歳男性)の結果を図に示したが、発症率推定に当たっては全データセットを用いている;これを参照群に選んだのは、純粋に統計学的理由から、推定値の変動を最小化するためであるが、他の群を選んでも結果に大きな影響はない;年齢、性別、人種別の全てのグループについての疫学研究のオッズ比を反映した発症率を付録のA5-A10に示しているが、これらの図に示した結果は調査対象集団全体での結果を広く支持している、などを説明している。Kundiが指摘するように、全米人口集団の各サブグループに同じ携帯電話使用率を仮定することはできない。しかし疫学研究のオッズ比を反映した2008年の発症率推定値は、直近の5年間(この間に米国での使用率が100%に達した)に携帯電話を初めて使用した人おけるリスクが大勢を占めている。すなわち、ハーデル研究に基づき44.7%の過剰リスクが予測された人のうちの95%はこのグループから来ているので、携帯電話使用の異質性はほとんど影響しないと反論している。Davisのレターに対する回答:レターが指摘した点は論文にも記述した通りである。すなわち、全米人口集団で観察された神経膠腫リスクは、インターフォン研究で予測されたヘビーユーザ(小さな人口集団)での2倍のリスクと一貫性があった。しかし、我々の研究では、10年間の規則的使用に伴って神経膠腫リスクが1.5倍から2倍程度上昇することを示す確かな証拠は提供されなかった、と述べている。

ばく露

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