[アメリカウナギとアトランティックサーモンの弱電界・磁界への感受性] med./bio.

Sensitivity of American Eels (Anguilla rostrata) and Atlantic Salmon (Salmo salar) to Weak Electric and Magnetic Fields

掲載誌: Can J Fish Aquat Sci 1973; 30 (5): 657-663

長距離に渡って移動する、ウナギ(Anguilla rostrata)とサケ(salmo salar)はともに、体に垂直で平行でない弱い電界を加えた場合、条件付けられた心筋応答が見られる。0.11 x 10^-3pW/cm^3の電力密度でウナギの63%、0.9 x 10^4pW/cm3でサケの56%が条件付けられた。それよりも電力密度が高くなりと共に条件付けが高くなった。しかし、低い電力密度では、サケの少ししか、ウナギでは反応が見られなかった。このような電界は海流で自然に生じる大きさであり、地球電界は水の動きに垂直であり、それがそのような電力密度を生じさせ、海洋での移動性の魚を上流・下流への動きとして向けさせている。磁気的な条件付けされたウナギの結果は、はっきりしないが、サケノ磁界への条件付けはうまくいっていない。

ばく露