[低強度の16.5 GHzマイクロ波放射にばく露した発育中ラットの脳細胞における酵素の変化] med./bio.

Enzymatic alterations in developing rat brain cells exposed to a low-intensity 16.5 GHz microwave radiation

掲載誌: Electromagn Biol Med 2012; 31 (3): 233-242

この研究は、発育中のラットの脳に対する低強度の16.5GHzマイクロ波放射の影響を調べた。35日齢のWister系雄ラットばく露群(6匹;16.5GHz電磁界ばく露を1日2時間、35日間(1週間に6日間))、擬似ばく露群(6匹)で比較した。固定用プレキシガラス製ケージにラットを入れ、大きなケージ内に置いた(大きなケージの上方に設置したホーンアンテナから電磁界放射し、その下方の固定用ケージの位置での電力密度は1.0 mW/cm2であった)。ばく露終了直後に屠殺して取り出した脳組織を検査した結果、ばく露群でタンパクキナーゼCの活性に有意な変化があった;電子顕微鏡検査により、ばく露群でグリア細胞数の増加が見られた、などの所見を報告している。

ばく露