[中間周波帯in vitro実験用の複素量を用いた磁界ばく露装置] tech./dosim.

Complex magnetic field exposure system for in vitro experiments at intermediate frequencies

掲載誌: Bioelectromagnetics 2013; 34 (3): 211-219

この研究は、中間周波領域の、複素成分を持つ磁界波形を発生する装置の数が職場環境に増加していることを受け、インビトロ実験で、そのようなばく露リスクアセスメントを精度よく行えるようなばく露装置を開発し、その性能を確認した。装置は、磁界発生装置とスクエアコイル1対(ばく露装置)からなるもので、コイル内部に210 mm×210 mm×110 mm の磁束密度均一空間(99.9%)を持つという。どのような数値的入力信号シークエンスも処理が可能で、1.5TのMRI のボア近傍で測定されるレベルの磁束密度程度まで十分に再現可能であるという。また、重み付けピーク値法によるドシメトリ指標として、複素成分を持つ磁束密度ばく露したペトリ皿での誘導電界も評価できると報告している。

ばく露